NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)による次亜塩素酸水の有効性についての弊社見解
NITEは6月26日に「新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価についての最終報告」を発表しました。そこで35ppm以上の次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに対して有効である、という検証結果を発表しました。
Niteの発表した資料によると、弊社の扱うセラに近いppm・pH値の次亜塩素酸水でも実験が行われており、以下の通り発表され、効果が認められています。
・帯広畜産大学の検証試験(反応時間20秒、1分、5分)において、50、100、150、200ppm前後(pH5.2-6.2)の4種の次亜塩素酸水(非電解型)に99.99%以上の感染価の減少が認められた。
この発表により、セラは新型コロナウイルスに対して有効であるとNITEから発表されましたが、一部のメディアでは「次亜塩素酸水は使うのであれば流水で20秒ヒタヒタにしなければならない」という報道もされました。
これについても実際にNITEより発表されているデータを使って検証してみたいと思います。
下の図はNITEが発表したウイルスと次亜塩素酸水が反応する液体の比率を表しています。
国立感染症研究所 | 北里大学 | 帯広畜産大学 | 鳥取大学 | QTEC | |
ウイルス液:サンプル液 反応液比率 |
1:19 | 1:9 | 1:19 | 1:19 | 1:19 |
ほとんどの研究機関がウイルス対試験液の比率は1:19で良いと発表しています。
よって「ヒタヒタにして使ってください」という表現は、誤解を招きますが、研究結果から考えると必要以上に次亜塩素酸水を使う必要はありません。